ハイエースキャンピングカーのFFヒーターでテント内を温める!!
今の時期でも、持ってる装備を活かして快適テント泊を!
以前、「我が家が車中泊に完全移行しない理由」という記事で書きましたが、
我が家の子供たちはテント泊が大好きです。
smart-campervan.hatenablog.com
夜間に気温が下がる時期に差し掛かってきました。
本来ならば、そろそろ車中泊に切り替えたいところなのですが、
「テント好きの子供たちのために、どうにか快適にテント泊できないか…」
しかも、
「今後、どのくらいの頻度でこの時期にキャンプするかもわからないので、ストーブなど新しい暖房器具への投資はしたくない…」
と考えた結果、我が家ではある秘策が絞り出されました。
それは、ダクトを使用してFFヒーターの温風をテント幕内に運び入れる、というものです。
FFヒーターは、エンジンが停止した状態でも使える燃焼式ヒーターで、我が家の中古ハイエースキャンピングカーにも付属しています。
このヒーターは、車外に排気されるので一酸化炭素中毒の心配がありません。
ダクトはこちら。
「省エネ暖房パイプ だんらん」です。
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ヒーターの温風をこたつの中や隣の部屋に運ぶためのダクトなので、おうちで使用されている方もいらっしゃるかもしれませんね。
こちらのダクトは、
本体:φ110mm x 長さ740mmなのですが、蛇腹状になっており、回転させながらグリグリと伸ばすと、最大2.7mまで伸ばすことが可能です。
このダクトを最大まで伸ばして、FFヒーターの出口からテントの入り口まで温風を運び込むのです。
秘策の実施にあたり、懸念となったのは以下の4点。
② ダクトの長さは、ヒーターの口からテントの幕内まで届くのか?
③ 理想のレイアウト通りに設営できるか(サイトとのかたちとの相性)
④ ダクトの表面は熱くなり過ぎないか?
(テントの布地が溶けたり、火傷などの心配はないか。)
④については、商品写真にダクトをこたつの中に入れるイメージが載っていたので、大丈夫なのだろうとは思いましたが、もともとの目的とは使用用途が若干異なるので、万が一のことがあっては危険と思いました。
実際に設営しダクトを配置して検証!
長瀞キャンプヴィレッジにて、計画を実行してみました。
(紅葉が美しいキャンプ場でしたので、こちらについても、別途ご紹介させていただく予定です^^)
①FFヒーターとダクトの口の大きさ
なんと、FFヒーターの熱風の出口とダクトの口の大きさは、シンデレラフィットでした!!
②FFヒーター出口から、テントまで
車の側面のスライドドアと、テントの開閉口がちょうど真横に並ぶように設営したので、ばっちり届きました!
ただ、ドアを閉めるほどダクトの長さに余裕がないので、夜中スライドドアは開けっ放しにしないといけない感じです。
夜中に車のドアを開けていると、霧が中に入り込んで、車内が濡れてしまう懸念があったので、ドアにはブルーシートをつけました。
取り付けに使用したのは、こちらの金具です。
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※タープと車をつなげたいときなどに活用しているクリップで、こちら↓↓↓の記事でもご紹介しております。
smart-campervan.hatenablog.com
③サイトと理想レイアウトとの相性
車とでテントが横並びになるように設営しましたが、今回設営したキャンプ場の川沿いのサイトでは、きちんと収まりました!
車からテントの入り口まではこんな感じでダクトを通しています。
④ダクトは高温になっていないか
FFヒーターをつけると、ダクトからは、温かい風が出てきていましたが、ダクトの表面自体が火傷しそうなほどの高温にはなることはなく、テントの布地が溶けるなどの、問題事象も発生しませんでした!
念のため、出口付近には、物は置かないようにしました。
FFヒーターからの熱風でテント内は温まるか
ダクトを配置しおえてFFヒーターをつけてみたところ、イメージ通り、FFヒーターから出てきた温かい風は、どこかで漏れ出ることもなくダクトを通り、テントの中に入ってきてくれました!!
実際に、FFヒーターを最大の強さで動かした状態で約5分たつと、テント内(温度計はテントの中央にて測定)はおよそ4度上がりました!
ヒーターをつけたままにして、子供たちは21時くらいに就寝、大人は片付けしたり、焚き火をもう少ししたりして、さぁ寝ようという時に、もう一度温度計を見ると、22度超え。
このままつけていたら、逆に暑くて子供たちが起きてしまうのではないか…?
と思い、FFヒーターの設定を弱めて就寝しました。
外の気温は、明け方に向けてどんどん下がるため、寝ている間、少し寒いかな…?と感じる時間帯もありましたが、総じてFFヒーターがなかった場合に比べて、暖かく心地よく眠ることができました!
テント内の温度は高い状態で推移したのですが、子供は大人よりもダクトの出口から離れた場所で寝ていたためか?
朝起きたときに「寝ている間は寒かった」と言っていましたので、FFヒーターは途中弱めなくても良かったのかも…^^;
寒くなってきた時期のテント泊では、就寝時に冷えた足先がいつになっても温まらず、眠りにつくのに時間がかかる…
ということがあったのですが、今回はヒーターのおかげで、テントに入ると既に中の温度が高くなっていたので、とても安心した気持ちで眠りにつくことができました。
今回実験的にダクトを使用してテント泊してみました。
推奨されている使用方法ではありませんので、自己責任となりますが、こんなことも不可能ではないよ、というお話でした!!
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